ソフトバンク・チーム・ジャパン アメリカズカップへの挑戦

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ソフトバンクグループは経営理念である“情報革命で人々を幸せに”を実現するために、
世界へと挑み続けています。
一般社団法人 関西ヨットクラブをソフトバンクグループがサポートし、
2017年に開催された「アメリカズカップ」に
「ソフトバンク・チーム・ジャパン」として挑戦しました。

日本チームのアメリカズカップへの挑戦をサポートすることに大変興奮しています。世界最高峰のヨットレースであるアメリカズカップへの出場は、世界No.1を目指すソフトバンクグループの姿勢とも重なる大きなチャレンジです。

多くの皆さまとともに日本チームを応援してまいります。

ソフトバンクグループ代表 孫 正義

トピックス

アメリカズカップとは

「アメリカズカップ」は、世界最古といわれるスポーツトロフィー「アメリカズカップ」を巡って争われる世界最高峰の国際ヨットレースです。
始まりはロンドン万国博覧会(1851年)での記念行事として行われたヨットレース。アメリカから参加したヨット〈アメリカ号〉が勝ち、英女王から下賜された銀製のカップを持ち帰りました。その後〈アメリカ号〉のオーナーたちは、このカップを懸けたレースの取り決め(贈与証書)を定め、銀製のカップとともにニューヨーク・ヨットクラブに寄贈しました。
いつしか〈アメリカ号〉のカップという意味で、「アメリカズカップ」と呼ばれるようになったといわれています。

ヨットレース「アメリカズカップ」の特徴

防衛艇 対 挑戦艇

ヨットレース「アメリカズカップ」は、ヨットクラブ対抗のレースです。前回大会優勝のヨットクラブのチーム(防衛艇)と挑戦するヨットクラブのチーム(挑戦艇)による1対1のマッチレース形式で行われます。ただし、予選の一つにあたるアメリカズカップ・ワールドシリーズなどでは出場する全艇が出走するフリートレース形式で行われます。

最高技術の結集

造船における、各ヨットクラブ、各国の威信をかけた技術競争も見どころの一つ。現在は、艇の規格が統一となり差が生まれにくくなってはいますが、セールや艇体など全ての面において、最高のセーリング技術が結集されたヨットレースです。

世界トップクラスのセーラーが集結

ヨットレース「アメリカズカップ」に出場する各チームのセーラーの経歴を見ると豪華そのもの。オリンピックでメダルを獲得したようなセーラーや、各ジャンルのヨットレースの世界選手権で優勝経験のあるセーラーがずらり。世界の選ばれしトップクラスのセーラーが集まる世界最高峰のヨットレースです。

第35回 アメリカズカップ

前回大会優勝のヨットクラブのチーム(防衛艇)への挑戦には、複数のチームが名乗りを上げるのが通例で、その際は予選が行われ挑戦者の代表を決めます。第35回 アメリカズカップの防衛艇はアメリカの「オラクル・チーム・USA」です。
ヨットレース「アメリカズカップ」には第三者的な運営者がいません。防衛艇が実質的な大会運営者となるため、レースの実施要綱が防衛艇に有利なことも多く、長らくアメリカがカップを保持した一因ともされています。しかし近年、ヨットレース「アメリカズカップ」を盛り上げることを目的に、挑戦艇を選出するための予選が組織化されてきました。予選を勝ち抜いて挑戦艇の代表となったチームには、トロフィー「ルイ・ヴィトン カップ」が贈られます。
第35回 アメリカズカップに向けては、本戦に先立ち世界各地をツアーのように回る「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ(LVACWS)」が開催されました。

大会スケジュール

ルイ・ヴィトン アメリカズカップ ワールドシリーズ(LVACWS)

開催地 日程
第1戦
ポーツマス(英国) 2015年7月23日~26日
第2戦
イエテボリ(スウェーデン) 2015年8月27日~30日
第3戦
ハミルトン(英領バミューダ) 2015年10月16日~18日
第4戦
マスカット(オマーン) 2016年2月27日~28日
第5戦
ニューヨーク(アメリカ) 2016年5月7日~8日
第6戦
シカゴ(アメリカ) 2016年6月11日~12日
第7戦
ポーツマス(英国) 2016年7月23日~24日
第8戦
トゥーロン(フランス) 2016年9月10日~11日
第9戦
福岡(日本) 2016年11月18日~20日

アメリカズカップチャレンジャーシリーズ

開催地 日程
クオリファイヤーズ
ハミルトン(英領バミューダ) 2017年5月26日~
プレーオフ
ハミルトン(英領バミューダ) 2017年6月4日~

アメリカズカップ(防衛艇と挑戦艇代表によるマッチレース)

開催地: ハミルトン(英領バミューダ)

日程: 2017年6月17日~(7勝先取)

「ソフトバンク・チーム・ジャパン」について

第35回 アメリカズカップには6チームが参加し、日本からは「ソフトバンク・チーム・ジャパン」が15年ぶりにエントリーしました。挑戦を表明したのは関西ヨットクラブ。日本セーリング連盟が後援し、ソフトバンクグループ株式会社もスポンサーとして挑戦をサポートしました。チームの総監督には、過去に国内外のチームからヨットレース「アメリカズカップ」に4度挑戦した経験を持つプロセーラーの早福 和彦(そうふく かずひこ)。艇長(スキッパー)には、前回大会で「エミレーツ・チーム・ニュージーランド」を率いてカップ獲得目前で敗れたディーン・バーカーを招聘。この抜てきは世界中のヨット関係者を驚かせました。

一般社団法人 関西ヨットクラブとは

1964年に関西財界、兵庫県、西宮市、海上保安庁など関係各所および地元の支援と協力により誕生。横浜と並び、日本で最古のヨット基地として歴史と伝統を誇るクラブ。本拠は兵庫県西宮市。1995年春、新西宮ヨットハーバー開港時に本拠を西宮浜へ移転。また、国内最高峰の外洋ヨットレース「ジャパンカップ」ほか、さまざまなクラスの全日本選手権を開催。日本中のセーラーに知られる国内随一のヨットレース基地。

ディーン・バーカー (Dean Barker)
最高責任者/スキッパー

1995年、エミレーツ・チームニュージーランドに参加。同年、無敗でアメリカチームを破り、アメリカズカップ奪取に成功。2000年大会最終戦でヘルムスマンとして防衛の立役者の一人となるが、2003年大会ではかつてのチームメートが率いるスイスチームに敗れた。2007年大会ではルイ・ヴィトン カップで優勝するも、本戦で惜敗。2015年3月、ソフトバンク・チーム・ジャパンの立ち上げに参画。同年5月に最高責任者兼スキッパーに就任。1990年代には〈ビックアップル〉ほか、複数の日本艇で国際レースに出場した経験を持つ。

出身地:
ニュージーランド
誕生年:
1973年

早福 和彦 (Kazuhiko Sofuku)
総監督/グラインダー

1987年、日本から初めてアメリカズカップへの挑戦を表明したベンガルベイチャレンジ(BBC)に参加後、ニッポンチャレンジへ移籍。1995年、2000年のルイ・ヴィトン カップでベスト4に。2003年は米国ワンワールド、2007年は米国BMWオラクルレーシングに所属し、いずれもベスト4まで勝ち残る。BBC参加までセーリング経験はなかったが、卓越した運動能力とセンスで日本のトップセーラーとなる。また世界各地で開催されるグランプリレースにプロセーラーとして参加し、マッチレースツアーでは多数の優勝経験を持つ。

出身地:
日本(新潟県)
誕生年:
1965年

クリス・ドレーパー (Chris Draper)
セーリング・マネジャー/ウィングトリマー

2004年アテネ五輪では、49er級のイギリス代表として銅メダルを獲得。2003年、2006年には世界チャンピオンに。2009年エクストリーム40ワールドシリーズで優勝。2011年にはアメリカズカップ初出場国である韓国のチームコリアに参加し、強豪相手に活躍し一躍注目された。その後、ルナロッサチャレンジに移籍。2013年大会ではヘルムスマンとしてルイ・ヴィトン カップファイナルに進出。しかし、チームが2017年大会撤退を発表。2015年6月、ソフトバンク・チーム・ジャパンに加入。イギリスを代表するセーラー。

出身地:
イギリス
誕生年:
1978年

ジェレミー・ローマス (Jeremy Lomas)
グラインダー

1997-1998年のウィットブレッド世界一周レースに〈メリットカップ〉のクルーとして参加。その後、エミレーツ・チームニュージーランドに加入し、主要メンバーとして4大会に参加。2015年、ソフトバンク・チーム・ジャパンに参加。レース中はジブおよびフォイリング艇の鍵を握るダガーボードのトリムを担当。アメリカズカップ以外にも、ケンウッドカップやアドミラルズカップなどの国際レースに数多く出場。1990年代後半には、日本国内で開催されたワントンカップやジャパンカップなどに参加した経験も持つ。

出身地:
ニュージーランド
誕生年:
1972年

デリク・サウォード (Derek Saward)
グラインダー

太平洋を横断するトランスパックや、RC44サーキットなどに参戦。2006年、日本艇〈ビーコム〉でホノルルから横浜までのモノハル艇スピード記録を樹立。2011年からエミレーツ・チームニュージーランドに所属し、グラインダーとして活躍。2013年大会では、アメリカズカップ初参戦ながらグラインダーのエースとしてチームの躍進に貢献した。2015年、ソフトバンク・チーム・ジャパンに参加。今大会のレース艇は乗員数の減少により、グラインダーへの負担増が予想されている。「肉体的には前回よりも厳しい挑戦になりそうだ。しっかり鍛えておかないと」と話す。

出身地:
ニュージーランド
誕生年:
1981年

吉田 雄悟 (Yugo Yoshida)
グラインダー

法政大学卒業。高校からヨットを始め、大学のヨット部を経て470級で五輪を目指す。2012年ロンドン五輪セーリング競技男子470級代表。リオ五輪を目指すも最終選考で敗退したが、「もっとヨットが上手くなりたい」と、「ソフトバンク・チーム・ジャパン」のクルー選考に応募した。妻は、セーリング競技女子470球で北京、ロンドン、リオと五輪3大会に出場した吉田 愛 選手。

出身地:
日本(佐賀県)
誕生年:
1983年

笠谷 勇希 (Yuki Kasatani)
グラインダー

一橋大学卒業。大学漕艇部でボート競技を始め頭角を現す。大学4年時にボート競技シングルスカル種目でロンドン五輪、社会人になってからは軽量級ダブルスカル種目でリオ五輪を目指すも敗退。2015年の国体終了後に「ソフトバンク・チーム・ジャパン」のクルー選考を知り応募。商社からITベンチャー企業に転職したが、チーム参加のため退社。

出身地:
日本(大阪府)
誕生年:
1989年

タイソン・ラモンド (Tyson Lamond)
ショアチーム・マネジャー

プロのセーラーを目指し18歳から欧米のビッグボートシリーズなどを転戦。バウマンとして頭角を現す。2008年エミレーツ・チームニュージーランドに参加。ボートマネジャーとして同チームが所有する艇の管理を任される。「ショアチームの仕事は、チームが問題なくスタートラインに立てるようにすること」と話す。艇の管理だけでなく、ベースキャンプの設営や機材、工具の手配なども担当。チームオーストラリア(2017年大会に挑戦表明、その後撤退)のセーリングチームメンバーでもあった。

出身地:
オーストラリア
誕生年:
1985年

レース艇「ACCクラス艇(愛称「光」)」

ヨットレース「アメリカズカップ」で使用されるレース艇は、通常のヨットと違い、艇体や部品の多くがカーボン製を使用しているためとても軽量。さらに、硬質フレームと特殊フィルムで形作られた、通常のヨットの帆にあたる「ウイングセール」はジェット機の翼を縦にしたような形状をしています。
水中に突き出た板状の「ダガーボード」は「水中翼」と呼ばれています。艇のスピードが増してくると艇体を水面から浮かせ、「ダガーボード」と舵だけが接水しているような状態となります。水面に接する艇体の面積が小さくなるため摩擦が少なくなり、艇の速度が飛躍的に上がります。LVACWSで使用された「AC45F」は、最高時速60km/h以上のスピードが出せるものでした。2017年5月より開催されるアメリカズカップ・チャレンジャーシリーズ以降では、ひとまわり大きな「ACCクラス艇」が使用されます。「AC45F」に比べて「ダガーボード」の性能などが向上したことに加え、複雑な電子システムを備えており、風の力だけで最高時速80km/h以上のスピードを出します。
なお、「ソフトバンク・チーム・ジャパン」の「ACCクラス艇」には、日本国内での公募により選ばれた「光」という愛称が付けられています。